まだ、サンタとか優しい上司とか信じてるの?

三十路のダメリーマンの日常備忘録日記です。 都内でクレームにまみれながら、働いてるよ。

年配の滞納者

 賃貸管理に家賃滞納は付き物でして

今職でも滞納督促しております。

 

先日、対応した滞納者はいささか良心が痛む案件でした

 

高齢な母親と娘の母子家庭の滞納者でして、母親も年金受給者で娘も一旦 職に就いたのですが、体を壊して退職した流れで生活困窮による家賃滞納案件です

 

 腹の立つ滞納者というのは、本人の怠惰によるところや開き直り、逃げの一手で全く連絡がつかない、逆ギレ等いろいろあります。

 

今回は本人には支払う意思があるのだが生活の困窮で払えないのが入金履歴がみてとれるところです。

 

私が担当する前去年からの履歴をみると月に二回に分けて2万円や5千円等、満額は払えないけど、払える分だけでも払っているという状態 なんとか支払おうする意志は伝わってくる入金履歴でした。

 

前担当者とそのことに話しても「悪い人じゃないから追い出す方向で考えずに分割払いで対応してあげて」とのことで

上司と話しても入金履歴を見ると満額は無理でも払える分だけど少しでも返そうとしているのがわかるね。これを見ると心が痛むね分割払いで様子見してみようか

 

 とのことだったので、滞納分が悪化しないように毎月少しづつ支払ってもらう返済計画を立ててやっていたのですが、それでも改善しなくて会社からはこの滞納はどうなっているんだと支払能力のないヤツだったら損失拡大を防ぐためにも訴訟稟議すぐ出して早く対処しろとのことで

 

 やむ得ず、出て行ってもらいました。

 

本人も悪質滞納者のようにだたも捏ねず自主的に出て行ってもらったので

立ち退き訴訟せずに済んでよかったなあと思った反面

自分の親以上の年齢の人を追い出したことへの罪悪感がある案件でした。

 

もちろん、私自身も役所に相談しまして 生活保護の受給出来るように担当者と話したり引っ越し費用も役所でもって頂けるように出来る限りのことはしました。

 

 貧困問題という面に接することが多いですが、

私は取り立てる側で接することが立場上、どうしても多いのですが

一歩間違えれば今の時代、ひょうんなことから逆の立場になることもあるのだろうなあと考えたりします。

 

ただ、言えることは家賃滞納は、支払わない方が絶対に悪いんです。

 

もちろん、違法な取り立てや追い出し行為は許されるべきではないのですが

支払うべき義務を全うせず権利だけ主張する輩が多いので

私にとって家賃滞納業務は嫌いな業務の一つです。

tatukiti3x.hatenablog.com

 

 

 

食い逃げや万引きは犯罪なのに 家賃滞納は犯罪にならないのは私にとって不思議でなりません。むしろ日本は他国より借地借家法等で家賃滞納者を守るような法律になってるのが法の欠缺なのではないでしょうか?

 

ただ、今回はちょっと同情してしまう事案でした

 

 

 

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